ワンちゃんもネコちゃんも、子宮や卵巣を取り除く手術をしてあげると、生理、発情、妊娠によって促される病気である乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、卵巣・子宮腫瘍のリスクがなくなります。特にネコちゃんの場合、外出しているなと思ったら妊娠して帰ってきた、ということがよくあります。
また一度は出産を経験させてから避妊手術をお考えになられる方も多くいらっしゃいます。この場合、出産してからおよそ1カ月で授乳期間が終了しますので、離乳すれば手術をしてもいいのではないかと考えます。
もちろん望まれない妊娠をしないですみますし、発情によるストレスも回避することができます。
ただ避妊手術はホルモンのコントロールに直接関係するため、以後太りやすくなります。また手術の際にある程度のストレスは感じるでしょうし、まったくリスクがない手術はありません。しかし長生きを考えれば、手術をした上で食事管理を行い、ベストコンディションを保ってあげることを考えてもよいかと思います。