動物たちがかかる伝染病は、やはり命にかかわってしまうものも多くありますが、投薬やワクチンで予防できるものがほとんどです。
きっちり定期検診のお日にちを決めなくても、爪切りや耳掃除、体重測定、あるいはペットフードの購入などでブラッとご来院をいただいて、そのときにちょっと触診などをするだけでもずいぶん違います。
あきらかにおかしければ病院に駆け込むことになると思いますが、「どうも違和感がある」「何かおかしい感じがするな」というだけで病院に行くのを躊躇してしまうかもしれません。
しかし、動物たちは言葉を話すことができません。普段の行動と違うことがあれば、注意してあげてほしいと思います。
水をたくさん飲む、おしっこが多い、食欲が落ちている、体重が落ちた、寝過ぎている、食べたものを吐き出す。
普段と何か違う、おかしいなと感じるシグナルは多々あるでしょう。
もちろん「ずいぶん寝ているな」ということがあったとしても、高齢化してくると体力が落ちてよく寝るようになります。ですから、よく寝ているからといって病気とは限りません。月1回程度、なんとなくでも立ち寄っていただければと思います。